- 大学生投資と社会人投資の違い
- 社会人と比較しないためにやっておくべきこと
大学生投資を始めようとしている方、始めたばかりの人に知っておいてほしいこととして「社会人との相違点」があります。
投資で他者と比較することはほとんど意味を成しませんし、学生と社会人の比較であればなおさらです。
しかし、知らぬ間に他人と比較してしまうことも少なくありません。
本記事では大学生投資と社会人投資の違いに触れながら、その無駄をいかに省くかについてお話ししていければと思います。
大学生投資の特徴を把握し、投資と学生ライフの両立にお役立てください。
大学生投資家がぶつかる壁

大学生が投資を始めると、「資産拡大スピードが遅すぎる」という壁にぶつかります。
投資は入金力とも言われるように、社会人と同じやり方・同じ商品を保有していても思うように資産は増えてくれません。
仮に年利が5%、元本10万円と100万円と想定しシミュレーションしてみると以下のようになります。
10万円=学生 | 100万円=社会人 |
---|---|
一年後の資産 = 105000円 | 一年後の資産 = 1050000円 |
増えた金額 = 5000円 | 増えた金額 = 50000円 |
利率は同じでも、元本が小さくお金が増えにくいことが実感いただけるかと思います。
大学生投資家と社会人投資家の違い

もう少し大学生投資と社会人投資の違いについて考えていきたいと思います。
投資にはさまざまな要素が関係しますが、個人的に両者で最も大きな違いは以下の3つだと考えています。
- 入金力
- 時間
- リスク許容度
それぞれ順に説明していきます。
①入金力
先ほどの学生投資家の壁でもお話しした通り、学生の入金力は低いと言わざるをえません。
社会人が数十万円を稼ぐのに対し、大学生は入金をお小遣いやバイト代に依存していますから当たり前ですね。
これについては社会人と張り合いようがありませんから諦めるしかないと思っています。

投資のためのバイトに否定的な方もいますが、個人的には賛成です!
②時間
投資にかけられる時間にも大きな差があります。これについては学生に分があるのではないでしょうか。
はっきり言ってほとんどの学生は暇ですから、どんな手法をとるにしてもその勉強や実践にじっくり時間をかけられるはずです。
③リスク許容度
どれだけリスクを負えるかの指標を「リスク許容度」と言います。手持ちのお金をどれだけ投資に回せるかを意味します。
ほとんどの学生はお小遣いが毎月保証されていますし、最悪実家に帰れば食いっぱぐれることはないでしょう。
家庭を持ち、マイホームや子どもの将来を考える社会人はリスク許容度は低めになってしまうはずです。
許容度は高ければ高いほどいいと思いがちですが、そうではありません。自分と周りの環境と相談しながら決定するようにしましょう!
社会人と比較しない方法


最後に、大学生が充実した投資活動をするためのヒントについてお話しします。
私自身も戒めのように自分に言い聞かせている内容になっていますから、少しは参考になるかと思います。
以下の3つを知り、意識しておくとかなり心が楽になるはずです。
- 社会人投資との違い
- 学生ならではの強み
- 比較対象は投資をした自分としない自分
これについても、順番にざっくり解説していきます。
①違いを認識して比較しないようにする
先ほど説明したポイントの繰り返しになりますが、「入金力」はどう足掻いても限界があります。
諦めがつくだけで、随分と気が楽になるはずです。
②学生ならではの強みにフォーカスしよう
一方、「時間」や「リスク許容度」は大学生が是非とも活かしたい武器になります。
仕事・家庭を持つ前に投資スタイルを確立しておくだけでも、かなり価値があると思います。
③比較対象は自分自身
冒頭でもお話しした通り、投資において他人と比較することほど無意味なことはありません。
そもそものお金が必要な理由や、いつまでにどれくらい必要としているのかという大前提が異なるからです。
それでもどうしても比べてしまうときは、投資をした自分としない自分を比べてみるといいでしょう。
私は20年後を一つのゴールとし、①年利3%で運用できた場合と②何もしなかった場合を比較しています。
資産運用シミュレーションが無料でできますから、一度長期的な視点で見積もってみるといいと思います。
まとめ
大学生と社会人の違いにフォーカスしながら、お話をさせていただきました。
さらっと振り返っておきましょう!
- 大学生と社会人の違い
-
- 入金力=資産拡大スピード
- 投資にかける時間
- リスク許容度
- 社会人と比較しないために
-
- 違いをの認識しておく
- 大学生の強みにフォーカス
- 自分自身と比較する
この他にも、大学生投資で大切なポイントはたくさんあります。自分自身で根拠を求めながら投資をしていってください!