こんにちは、白衣のGです。
今日は息抜きにちょっとした医学部の小話をできたらと思います。
タイトル通り、「フェニックス」について語っていきます。
医学生は共感してくれる方も多いと思いますが、定期試験で要求される勉強量は尋常じゃないんです。
そして、本試験を1科目でも落とせば「留年」という文字が脳裏をよぎります。
そんな環境下で学年に1人あるいは2人のフェニックスが誕生するのです。
医学部のカリキュラム

医学部で進級するためには、基本的に全ての科目をパスする必要があります。
全科目が一般的な大学の必修科目に相当するわけです。
また、各科目の量も凄まじく、本試験で合格しないと拷問のようなスケジュールで再試験をこなすことになります。
ほとんどの人は、落としても数科目で留まります。
しかし、10科目のうち9科目落としてしまうような猛者たちが現れます。
医学生は彼らをこう呼びます。「フェニックスの卵」と。
医学部のフェニックスとは

みなさん、フェニックスはご存知ですか?
フェニックスの別名は「不死鳥」、死んでも蘇る伝説の鳥です。
医学部では進級不可能と言われた状況から再試験を全てパスし、進級を成し遂げた者にその称号が与えられます。
何科目落としても不屈の精神で学年を上げ続けるその姿は、まさに不死鳥です。
彼らには学年のみならず、学校全体から羨望の眼差しが向けられます。
医学部のフェニックスになる方法を解説

誰でも不死鳥になれるわけではありません。
あらゆる条件をクリアし、様々な試練を乗り越える必要があります。
でも安心してください。
次に説明するステップを確実にこなせば、あなたもきっとフェニックスになれるはずです。
①本試験を落とす
まずはここから始めましょう。不死鳥への第一関門です。
周りのみんなが勉強していても関係ありません。
ゲームをして、いつもより多く睡眠をとり、確実に試験を落とします。
これができなければ、フェニックスの卵にもなれません。
②落としたことを忘れる
再試験が近づくまでは、テストのことは忘れましょう。
フェニックスの共通点として、底抜けに明るい人が多いです。
自分には無理だと思わず、まずは真似して忘れようとしてみましょう。
③絶対に折れない
最後の関門です。
フェニックスになるには、常人では考えられない負荷に耐え抜く必要があります。
本試期間中に溜めたパワーをここで開放します。
フェニックスを目指していた私の友人は、ここで脱落してしまいました。
医学部のフェニックスはなぜ本試験を落とすのか

不死鳥と呼ばれる人たちは、地獄を乗り越えてきた猛者たちです。
ですから、普通に考えれば勉強能力・集中力は常人より高いはずなのです。
しかし、ここで矛盾が生まれます。
なぜ、そんな人間が毎年のように本試験を落とすのか。
意図的なのか、それともフェニックスの宿命なのか。
これは医学部における永遠のテーマのひとつです。
私のような凡人が考えても答えは出ないのかもしれません。
フェニックスになれなくても進級はできる!

ここまで、フェニックスの並外れた進級能力を解説してきました。
もしかすると、彼らのように特殊な力がないと進級は難しいという印象を与えてしまったかもしれません。
でも、そう悲観する必要はありません。凡人にも進級する道は残されています。
現に、私自身も不死鳥のような力がない中で着実にステップアップできています。
凡人に残された道はひとつ、本試験で確実に通ることです。
不死鳥になる自信がない人は、本試験に命をかけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
あなたの周りにもフェニックスがいるかもしれません。
ただ、解説通り不死鳥は普通じゃありません。
どちらにしろ、自らの素質の有無を見極め、自分に合った進級ルートを歩むことが大切です。