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株G
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氷河期を到来させた複利のパワー、涼しい夏が地球を凍らせたワケ

長期投資をするもっとも大きな理由の一つである「複利」。

アインシュタインが言った「複利は人類最大の発明である」という言葉は、投資家なら誰もが知っているはずです。

他にも、秀吉と家来に関する複利の物語などいくつもの逸話が残されています。

今回は、『The Psychology of Money:サイコロー・オブ・マネー』という本に載っていた、複利のお話を紹介したいと思います。

盛りなしにめちゃくちゃ面白いです。

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氷河期は長らく解明されなかった

19世紀まで、地球が氷に覆われたことを信じない科学者が大勢いました。

しかし、そう認めざるを得ないほどの確たる証拠がいくつも見つかったことで、地球には氷河期があったらしいということが定説になっていきました。

研究ではさらに、少なくとも5回の氷河期が周期的に訪れていたこともわかりました。

地球全体を凍らせ、その氷を溶かし、また凍らせる。これに必要なエネルギーがとてつもないことは、一般人であっても容易に想像がつきます。

当時の科学者は、「なぜ、地球には周期的に氷河期が訪れたのか」、メカニズムの解明に躍起になっていきました。

しかし、氷河期の周期性とエネルギーについて、数々の天才たちが挑むも決定的な仮説は生まれず。

地球という惑星全体を凍らせるエネルギーがどこからやってくるのか、100年近く謎のままでした。

しかし、ついに謎を解明する人間が現れました。

ついに解明、複利が氷河期を生み出し終わらせる

複利はよく雪だるまに例えられる

1990年代前半、ついに氷河期のメカニズムがある男によって解明されました。

男の名前はミランコビッチ。セルビアの科学者である彼は地球と他の惑星の位置関係から、氷河期の仕組みを明らかにしました。

その仕組みは以下の通り。

  • 月は地球のまわりを、地球は太陽のまわりを公転している
  • その中で、月と太陽が地球の公転軌道にわずかに影響を与えている
  • すると、数万年単位で、太陽の光が届きにくい時期がやってくる

すると次はこんな変化が起こります。

  • 太陽光が弱まると、前年の氷の一部が溶けない
  • 氷が残れば、次の年の雪は積もりやすくなる
  • これが繰り返されることで氷河期が訪れる
株G

まさに複利そのものだね。

氷がとける原理もやはり同じでした。

  • 太陽光が強くなるにつれ、前年の氷以上の氷が溶ける
  • 氷が減れば、翌年の雪は積もりにくくなる
  • これが繰り返されることで氷河期が終わる

氷河期サイクルは莫大なエネルギーではなく、少し涼しい夏と少し暖かい冬をきっかけに、複利の力によって起こっていたのです。

複利の種は小さくていい。しかし大きくなるものに限る。

氷河期のメカニズムを、複利と絡めて紹介しました。

雪だるまも、秀吉の例も、氷河期も、小さな変化が大きな力を生み出すいい例です。

複利の力はそれほどまでに強力で、ぜひとも味方につけたいものです。

しかし、ここで投資においてはひとつだけ注意点があります。

それは、小さくても確かに成長する種を見つけることです。

指数関数で言えば、底(y=axの aに当たる部分)が1より大きい必要があります。

株G

1より小さければ毎年資産が減っちゃうね

若ければ若いほど、長い時間をかけられて有利になる投資ですが、成長しない種はどれだけ経っても花を咲かせないことは知っておくといいかもしれません。

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