少し前に医学部CBTが終わったので、勉強方法を記しておこうと思います。
僕は極度のめんどくさがりで、最短最速で結果を出すことだけを心がけました。
勉強方法は、偏差値のすごい高い国立医学部に通う弟(僕は私立大学)に、まわりの優秀な人たちがどんな勉強をしていたかを聞き、もっともコスパの良さそうなものを採用しました。

ぼくは再受験なので、弟の方が学年が上です。
結論から言うと、medu4とQBオンラインを工夫してやれば90%は達成可能です。
定期試験をそこそこ頑張ってきたような人(僕もそう)であれば、95%も狙えると思います。
巷では、
- CBT勉強に「病気が見える」を使った
- 90%とりたいなら半年前から勉強開始
- 学習内容をノートにまとめていく
といったことを記したnote(有料のこともあるらしい…)やブログもありますが、90%だけを目指すなら確実にオーバーワークだし、コスパが悪すぎます。
学内で高い順位を目指したいとか、就職を有利にしたいといった理由で90%を目指す人にはそういった勉強は必要ないと断言できます。
できるだけ無駄なく90%を達成する方法を、嘘偽りなく記載したので、よかったら参考にしてみてください。
基礎医学はコスパ悪い、枝葉集めは最悪


退屈な人は次のパートに飛んでもらいたいのですが、CBT90%を目指すだけであれば、枝葉集めはやめた方がいいです。
理由は簡単で、いくらやっても知らない知識は出てくるうえに、得点率アップにたいするコスパが悪いからです。



ぼくの場合は、聞いたこともない検定の名前が出てきたりしました。
CBTでは基本的に、基礎も臨床も「浅く広く」出題されます。一つの分野を深掘りしてもあまり得点は伸びません。
また、CBTで出てくる知識は国家試験では不要なものも多く、国試対策としては無駄知識になりやすいです。
そのためには、「知っておくといいかも」と「知っておくべき」の線引きは明確にしておいた方がいいです。
僕は、どうせならCBT90%で国家試験にも繋がりかつコスパもいい勉強方法をしたほうがいいと思い、「知っておくべき」にフォーカスした勉強をしました。
90%達成のための最短ルート、開始時期・勉強時間は?


念のために言っておくと、90%取ることはそこそこ大変です。
CBT90%は全国の医学部生の中でもトップ5%くらいには入る点数です。最低限の勉強量は覚悟しましょう。
最短ルート
僕がおすすめするのはmedu4とQBオンラインの併用です。
基礎医学を含めた220本の動画(1本あたり約1時間)を視聴します。
※時間を半分にできる方法がありますので、ご安心を。
一周3000問を2週します。
闇雲に周回すると泥沼なので、ここも効率を重視します。
「QBオンライン1週目のやり方」
ex)腎臓→循環→呼吸の順番に視聴していくなら、腎臓と循環を連続で見る。
ex)先に試聴した腎臓をQBで演習。
→視聴後すぐに同じ診療科の問題をやれば誰だってできるので、少し時間を空けます。
ex)腎臓→循環の次は呼吸を視聴する。
ex)呼吸の前に学習したのは循環なので、循環を問題演習。



正直これだけで80%は取れます。
QB2週目は後述します。
QB2周しても余裕がある場合は、そこで終えてもよし、枝葉を集めてもよし。



ぼくは4連問をだらだらやってました。
上のスケジュールをこなせば90%はほぼ確実に行きます。
スタート時期、勉強時間
いつから勉強をはじめるかについては、おまかせでいいと思います。
ただ、先ほどの最短ルートでも、
- medu4=110時間(多めに見るなら140時間)
- QB2週=1問1分とすると50時間×2=100時間
その他もろもろも含めて230時間くらいはかかるのかなと。
これを目安に、定期試験などの日程と相談しながら決めていただければいいかなと思います。
どんなにゆっくりやる人でも3か月あれば余裕なはずです。
ぼくは短い期間でガッツリやるのが好きなので、次のような日程で取り組みました。
・medu4とQBを購入。
・QBをちょっとやってみたら難しすぎて放置
・1日勉強時間は10時間ちょっと。
・medu4は10コマを目安、QBは診療科分。
・9月終わりまでの1ヶ月でmedu4、QB1週目を終了
・このタイミングでMEC模試を受験
・不具合がありブロック1が壊滅したものの、78%達成。
・試験としてのCBTはここで安全圏に突入。
・CBTの勉強は一旦ストップ。
・インプットなし、QBは4連問のみ。
・テスト後の2週間でQB2週目
・作成したワードの復習
・最後まで残ったブックマーク演習



次からは、QBとmedu4の使い方を解説してくよ〜
CBT90%に向けたQBオンラインの使い方


1週目と2週目にわけて解説します。
QB1週目
次の3つが超重要です。
- 間違えた問題をブックマーク
- 読むのは解法の要点と選択肢解説のみ
- 要点のうち、初知り情報をワードにコピペ
①ブックマーク
気になった問題を記憶しておくブックマーク機能がありますので、必ず利用しましょう。
medu4を見た直後に間違えた問題は、得点アップの原石です。
②解放の要点のみ読む
QBオンラインの解説には、次の4つがあります。
- 解法の要点
- 選択肢解説
基本事項補足情報



見るのは上2つだけで十分です。
補足は絶対いらないし、基本事項はもはや基本じゃないです。
③要点のコピペ
「解法の要点」で初出しの情報があったら、ワードにコピペをしておきましょう。
QBオンライン内にもメモ機能がありますが、超絶使いにくいうえに閲覧性も悪いのでワードをおすすめします。
QB2週目
数日間かけて、QB3000問だけを通して演習します。
間違えた問題、自信を持てなかった問題は1週目と同様に、コピペ・ブックマークをしましょう。
忘れていた知識に気づくはずです。
反対に、自信を持って正解した問題はブックマークを外します。
CBT直前
数日前になったら、できることはほぼ無いです。
ブックマークした問題とコピペした知識をできる限り詰め込みましょう。
CBT90%に向けたMEDU4の使い方


オンライン授業を提供する医学部予備校はいくつもありますが、ぼくがmedu4を推す理由は次の2つです。
- 国家試験への最短合格を掲げている
- 過剰な知識を教えてこない
覚える知識量が多いに越したことはありませんが、暗記量や時間には限りがあるので、見極めは必要かなと思っています。
少し話が逸れましたが、medu4の使い方に戻ります。
medu4の使い方は次の3つを抑えればOKです。
- 分かるところは倍速で見る
- 穴埋めをしながら聞く
- 国試問題はやらない
以上のことをやれば、視聴時間は半分にできます。
①倍速視聴
先生の話は結構ゆっくりです。また、不要な話も混ざっています。
理解できていそうなところの解説は積極的に倍速視聴します。
②穴埋めしながら聞く
medu4のテキストは穴埋め形式になっています。
埋められるところはもう聞く必要のないところですので、流し聞きを推奨します。
迷ったところ・理解しにくいところだけ視聴すればOKです。
③国家試験問題は解かない
medu4の章末には国試過去問がついており、動画の1/3くらいは国試解説です。
余裕がある方は、取り組んでみると検査値を読むトレーニングになりますが、はっきり言ってオーバーワーク。
CBT90%レベルなら、これがスラスラ解ける必要はないです。



そもそも、CBTは本番でも基準値が見られます!
CBT勉強はパソコンで最大効率化


最後に、QB・medu4はパソコンでやろうという話をしておきます。
medu4はipad、QBは携帯でやる人が多いようですが、最大効率を求める人にはおすすめしません。
ipadがある方はmedu4のノート、携帯は隙間時間のQB 用に使うといいです。



ipad未所有の方は、medu4を冊子化するのもおすすめ。
僕は製本直送という会社にお願いしました。


友人四人と一緒に頼んで一人4万円くらいでした。
いちいち端末をひらいたり、小さい画面で解説を読むのはマジで時間の無駄です。
まとめ
僕が思うCBT90%への最短ルートを解説しました。
どうせなら、効率よくいい点数を目指してみてください。
参考になれば幸いです。
おまけ
本番では削除問題もあり、感覚より10%ほど点数が高くなります。僕自身は5%くらい、友人は15%上がったと言っていました。低くなったという人は聞いたことないです。



「落ちた〜」と言いながら絶望していたのに、8割超えてた奴もいましたね..